第85話 不公正経理の結末

第85話の解説

粉飾決算を行なっている企業は、皆さんが想像される以上に多く存在するというのが長年アドバイザーをやってきた私の実感である。

粉飾決算は大きく分けて、利益を増やす粉飾と、利益を下げて不当に税額を下げる粉飾とに大別される。
利益を上げるには売上を計上するか、コストを削減する。利益を下げるとするならばその逆をするという事になる。
主に、金融機関等が与信管理上指摘する粉飾決算というのは、表面上の利益を押し上げ、あたかも業績が実態よりも好調であるかの如く見せかける物を指す。

第85話 不公正経理の結末

中堅中小企業において、なぜそういった操作が必要になるのかと言えば、それは一言、「銀行から資金を調達する為」である。業績が悪ければ金融機関の融資姿勢は厳しくなる。一方、利益が出ており償還能力有りと認められると融資実行はされやすくなる。
一方、私がM&Aを通じて遭遇する事の多かったのは、後者の粉飾、つまり利益水準を下げる粉飾である。
セルサイドのM&Aプレイヤーにとって、「良い案件」とは、B/S、P/Lが共に良好で、かつ売り手社長の株価期待値がそこまで高くない案件の事を言う。「良い案件」を追い求めているが故に、収益力の高い譲渡案件を数多く受託してきたわけであるが、収益性が高いと思っていたら、実態を追求すると更に収益性が高い、という事案には何回か遭遇した。
私からお伝えしたい事は、利益を上増しするするにせよ、押し下げるにせよ、粉飾決算は辞めておくべきであるという事である。自社の譲渡可能性を高めるにおいては、公明正大な会計処理、税務処理が要諦になると言えよう。

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第85話 不公正経理の結末①
第85話 不公正経理の結末②
第85話 不公正経理の結末③
第85話 不公正経理の結末④
第85話 不公正経理の結末⑤
第85話 不公正経理の結末⑥

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第85話 不公正経理の結末

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第85話 不公正経理の結末②
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第85話 不公正経理の結末④
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粉飾決算を行なっている企業は、皆さんが想像される以上に多く存在するというのが長年アドバイザーをやってきた私の実感である。

粉飾決算は大きく分けて、利益を増やす粉飾と、利益を下げて不当に税額を下げる粉飾とに大別される。
利益を上げるには売上を計上するか、コストを削減する。利益を下げるとするならばその逆をするという事になる。
主に、金融機関等が与信管理上指摘する粉飾決算というのは、表面上の利益を押し上げ、あたかも業績が実態よりも好調であるかの如く見せかける物を指す。

中堅中小企業において、なぜそういった操作が必要になるのかと言えば、それは一言、「銀行から資金を調達する為」である。業績が悪ければ金融機関の融資姿勢は厳しくなる。一方、利益が出ており償還能力有りと認められると融資実行はされやすくなる。
一方、私がM&Aを通じて遭遇する事の多かったのは、後者の粉飾、つまり利益水準を下げる粉飾である。
セルサイドのM&Aプレイヤーにとって、「良い案件」とは、B/S、P/Lが共に良好で、かつ売り手社長の株価期待値がそこまで高くない案件の事を言う。「良い案件」を追い求めているが故に、収益力の高い譲渡案件を数多く受託してきたわけであるが、収益性が高いと思っていたら、実態を追求すると更に収益性が高い、という事案には何回か遭遇した。
私からお伝えしたい事は、利益を上増しするするにせよ、押し下げるにせよ、粉飾決算は辞めておくべきであるという事である。自社の譲渡可能性を高めるにおいては、公明正大な会計処理、税務処理が要諦になると言えよう。

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