M&Aを検討し出すと情報が漏れるのではないか?譲渡検討前の経営者の多くが抱く不安であろう。そういった不安に対して大半のアドバイザーは、紋切り型よろしく、「ご心配には及びません。買い候補先とは秘密保持契約書を締結した上で情報を開示しますので、情報が漏れる事は一切ございません」と説明するし、専門家と思しきアドバイザーからそのように説明を受けた経営者は、なんの疑いもなく「情報漏洩の心配なし」と理解するものである。
こういった譲渡開始への不安を取り除いていく事が、セルサイドのアドバイザーの受託アプローチの一環であることは言うまでもない。
さて、M&Aにおいて、本当に情報漏洩は起こり得ないのであろうか。
結論としては「紹鴎は漏れる事はある」。その漏れるルートは様々であり、ここでそのルートについて詳細な記述は割愛するが、専門会社においても、その取扱件数が増えれば増えるほど、情報漏洩事案というのは増加する傾向にある。
第41話については、人の口に戸は立てられず、情報漏えいはするものであるという前提に立って、もしそういった事象に出くわした時に、経営者がとるべき行動について漫画でわかりやすくお伝えしている。
手前味噌ながら、こんな事をわかりやすく解説するメディアは国内どこを探しても探し得ないのでは無いかと思う。