第12話 二段階譲渡

第12話の解説

足元の成約状況を見ても、大半のM&Aが株式譲渡(100%)あるいは事業譲渡にて実行されているというのが実態ではあるが、最近スタートアップ企業等を中心によく目にするM&Aが、本編でご案内する二段階譲渡によるものである。

資本主義故に、資本の所有者が会社の運営に与える影響の大きさはここで説明するまでも無いが、二段階譲渡という手法には、オーナー経営者から見て二つの利点がある。

第12話 二段階譲渡

一つ目は、自社株式の取り扱いにおいて一部利確して更に利を伸ばすというオプションを得れるという利点。
M&Aにおいては通常は、譲渡時に100%の株式を譲渡し、株式保有オーナーはそこでエグジットする事となる。一方、二段階譲渡においては、例えば一回目に保有株式の5割を譲渡する事でその時点の株式価値で株式を譲渡し創業者利益を確保する。譲り渡す買い手側との相乗効果を見越して譲渡する事で、1回目の譲渡時と比較してその後企業価値を高めていける可能性が残る。その戦略が当たり、企業価値が向上したとなると2回目の譲渡は当然1回目の譲渡よりも高い価値で譲渡する事が可能となる。

二つ目の利点は、一つ目の利点ともオーバーラップするのであるが、例えばスタートアップ企業の場合、シナジーが見込める大手の資本参加を得る事で成長速度を加速する点である。

いずれのケースにせよ、2回目の譲渡を見越して1回目の譲渡を実行するとなると、売り手から積極的に買い手との相乗効果を求めていくという姿勢がPMIにおいて重要になる。

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第12話 二段階譲渡①
第12話 二段階譲渡②
第12話 二段階譲渡③
第12話 二段階譲渡④
第12話 二段階譲渡⑤

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第12話 二段階譲渡

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足元の成約状況を見ても、大半のM&Aが株式譲渡(100%)あるいは事業譲渡にて実行されているというのが実態ではあるが、最近スタートアップ企業等を中心によく目にするM&Aが、本編でご案内する二段階譲渡によるものである。

資本主義故に、資本の所有者が会社の運営に与える影響の大きさはここで説明するまでも無いが、二段階譲渡という手法には、オーナー経営者から見て二つの利点がある。

一つ目は、自社株式の取り扱いにおいて一部利確して更に利を伸ばすというオプションを得れるという利点。

M&Aにおいては通常は、譲渡時に100%の株式を譲渡し、株式保有オーナーはそこでエグジットする事となる。一方、二段階譲渡においては、例えば一回目に保有株式の5割を譲渡する事でその時点の株式価値で株式を譲渡し創業者利益を確保する。譲り渡す買い手側との相乗効果を見越して譲渡する事で、1回目の譲渡時と比較してその後企業価値を高めていける可能性が残る。その戦略が当たり、企業価値が向上したとなると2回目の譲渡は当然1回目の譲渡よりも高い価値で譲渡する事が可能となる。

二つ目の利点は、一つ目の利点ともオーバーラップするのであるが、例えばスタートアップ企業の場合、シナジーが見込める大手の資本参加を得る事で成長速度を加速する点である。

いずれのケースにせよ、2回目の譲渡を見越して1回目の譲渡を実行するとなると、売り手から積極的に買い手との相乗効果を求めていくという姿勢がPMIにおいて重要になる。

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