あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある

あるあるシリーズ第2話の解説

今回はいつもと違う流れで進行する。前回の「あるあるシリーズ第1話」に続く、あるあるシリーズの第2話である。

この業界で生きる人間にしか知りえないあるあるネタをまとめ、同じ業界に生きる人に共感して笑ってもらい、M&Aに興味がある方々には現場のリアルをお伝えし、M&Aアドバイザリーというものをより立体的に理解いただく事に繋がる事を祈る。

あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある

CASE1 殿様商売的に自行内マッチングを優先する銀行幹部へ怒りの鉄槌
顧客本位という原理原則に立ち返るとするならば、自行マッチングを優先する理由など一つもない。究極の顧客本位とは、顧客に正しい事実に基づく情報を提供し、選択肢を提供して課題解決に向けた判断を仰ぐという姿勢であるべきであろう。
一方、地方銀行が自行内マッチングを優先するのは、両手仲介をする事で、役務収益が2倍に跳ね上がるからである。M&Aアドバイザリーにおける最低成功報酬が2,000万円程度である事を考えると、両手で取り組む事で、それが4000万になるという事だから、経営としてはそれは両手を推奨するであろう。
しかし、それは顧客本位か。顧客本位ではない。マックスの怒りの鉄槌の意味を理解されたい。

CASE2 自分の評価の事しか考えない地銀M&A担当者に怒りの鉄槌
人は自分が一番可愛い。サラリーマンなんて99%の人間が出世しか考えていない。なぜなら、出世する事でしか自分のサラリーが上がっていかないからだ。そして会社の方針に従い優秀に結果を残さないと出世できないぞと入社時から洗脳が始まる。
M&Aアドバイザリーにおける会社の方針とは何だろうか。今の環境から読み解くと、厳しい収益状況をこの業務で埋め合わせろ、という事だと私は考える。
であるなら、彼らに求められる事はM&Aを多く、早く成約させ、多くの売り上げを上げていく事。しかも、その上長が在籍の期間中に、という事である。
こんな組織の人間に、本当に顧客本位の仕事ができるだろうか。顧客に対して質の高い意思決定をサポートする上で、まだまだできる事は山の様にあるし、彼らがそれに本気で取り組める様には思えない。なぜなら、人は皆自分が可愛いからである。

CASE3 ひたすらM&A収益への期待値を上げる地銀経営陣
M&Aマーケットが伸び続けているのは分かる。銀行の収益状況が厳しく、M&Aアドバイザリーの収益が重要であるというのも理解できる。
しかし、この業務をやった事が無く、その大変さや、自分達がしている価値提供について、社内相対的に見て正しい評価を下す事ができない経営者の下で馬車馬の様に働かされる事について、たまったもんじゃないな、というのが地銀M&A担当者の本音では無いだろうか。この業界、専門会社はインセンティブがあるから必死で働く。地銀M&A担当にそれは無い。自分の価値提供を過大評価してはいけないと以前述べたが、経営においては彼らを正しく評価しないといけないともいいたい。そして正しい評価を下す為には、その業務に精通している必要があるというのは事実である。

CASE4 本当はバッタもんの地銀M &Aアドバイザリー
M&Aアドバイザリーというのは、パソコンの様にモジュール機器では無い。人が手間暇かけて最初から最後まで擦り合わせ型で役務提供を行うのがM&Aアドバイザリーの特徴である。故に、地銀M &Aアドバイザーが、自分は専門家です、といい切り、顧客がそれを信じたらそこでアドバイザリー契約が成立してしまうのである。
しかし、最低報酬2,000万円という非常に高額の買い物であるのがM&Aアドバイザリーである。もう少しその業務工程を細かく分解して考える事が重要ではなかろうかと私は考える。
すなわち、アドバイザリー契約後の情報整理・案件化はどの様に行うのか、買いマッチングはどの様に行い、どの様な数に当たる事ができるのか、法務・税務面のサポート体制はどうなっているか、過去の成約実績やトラブル事例・それに対する体制はどうか、など。
結論として、それらを分解していくと、地方銀行の役務提供体制は、専門会社のそれに一切優位性は無い。しかし同じ手数料を徴収するというのだから、おかしな話だなと私は考える。

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あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある0
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある①
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある②
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある③
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある④
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある④2
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある⑤
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある⑥
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある⑦
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある⑧
あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある⑨

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あるあるシリーズ第2話 地銀M&Aあるある

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今回はいつもと違う流れで進行する。前回の「あるあるシリーズ第1話」に続く、あるあるシリーズの第2話である。

この業界で生きる人間にしか知りえないあるあるネタをまとめ、同じ業界に生きる人に共感して笑ってもらい、M&Aに興味がある方々には現場のリアルをお伝えし、M&Aアドバイザリーというものをより立体的に理解いただく事に繋がる事を祈る。

CASE1 殿様商売的に自行内マッチングを優先する銀行幹部へ怒りの鉄槌
顧客本位という原理原則に立ち返るとするならば、自行マッチングを優先する理由など一つもない。究極の顧客本位とは、顧客に正しい事実に基づく情報を提供し、選択肢を提供して課題解決に向けた判断を仰ぐという姿勢であるべきであろう。
一方、地方銀行が自行内マッチングを優先するのは、両手仲介をする事で、役務収益が2倍に跳ね上がるからである。M&Aアドバイザリーにおける最低成功報酬が2,000万円程度である事を考えると、両手で取り組む事で、それが4000万になるという事だから、経営としてはそれは両手を推奨するであろう。
しかし、それは顧客本位か。顧客本位ではない。マックスの怒りの鉄槌の意味を理解されたい。

CASE2 自分の評価の事しか考えない地銀M&A担当者に怒りの鉄槌
人は自分が一番可愛い。サラリーマンなんて99%の人間が出世しか考えていない。なぜなら、出世する事でしか自分のサラリーが上がっていかないからだ。そして会社の方針に従い優秀に結果を残さないと出世できないぞと入社時から洗脳が始まる。
M&Aアドバイザリーにおける会社の方針とは何だろうか。今の環境から読み解くと、厳しい収益状況をこの業務で埋め合わせろ、という事だと私は考える。
であるなら、彼らに求められる事はM&Aを多く、早く成約させ、多くの売り上げを上げていく事。しかも、その上長が在籍の期間中に、という事である。
こんな組織の人間に、本当に顧客本位の仕事ができるだろうか。顧客に対して質の高い意思決定をサポートする上で、まだまだできる事は山の様にあるし、彼らがそれに本気で取り組める様には思えない。なぜなら、人は皆自分が可愛いからである。

CASE3 ひたすらM&A収益への期待値を上げる地銀経営陣
M&Aマーケットが伸び続けているのは分かる。銀行の収益状況が厳しく、M&Aアドバイザリーの収益が重要であるというのも理解できる。
しかし、この業務をやった事が無く、その大変さや、自分達がしている価値提供について、社内相対的に見て正しい評価を下す事ができない経営者の下で馬車馬の様に働かされる事について、たまったもんじゃないな、というのが地銀M&A担当者の本音では無いだろうか。この業界、専門会社はインセンティブがあるから必死で働く。地銀M&A担当にそれは無い。自分の価値提供を過大評価してはいけないと以前述べたが、経営においては彼らを正しく評価しないといけないともいいたい。そして正しい評価を下す為には、その業務に精通している必要があるというのは事実である。

CASE4 本当はバッタもんの地銀M &Aアドバイザリー
M&Aアドバイザリーというのは、パソコンの様にモジュール機器では無い。人が手間暇かけて最初から最後まで擦り合わせ型で役務提供を行うのがM&Aアドバイザリーの特徴である。故に、地銀M &Aアドバイザーが、自分は専門家です、といい切り、顧客がそれを信じたらそこでアドバイザリー契約が成立してしまうのである。
しかし、最低報酬2,000万円という非常に高額の買い物であるのがM&Aアドバイザリーである。もう少しその業務工程を細かく分解して考える事が重要ではなかろうかと私は考える。
すなわち、アドバイザリー契約後の情報整理・案件化はどの様に行うのか、買いマッチングはどの様に行い、どの様な数に当たる事ができるのか、法務・税務面のサポート体制はどうなっているか、過去の成約実績やトラブル事例・それに対する体制はどうか、など。
結論として、それらを分解していくと、地方銀行の役務提供体制は、専門会社のそれに一切優位性は無い。しかし同じ手数料を徴収するというのだから、おかしな話だなと私は考える。

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