中堅中小企業のM&Aのメリットとデメリット〜一般の方が知り得ないM&Aの舞台裏①〜

M&Aコラム

中堅中小企業のM&Aのメリットとデメリット〜一般の方が知り得ないM&Aの舞台裏①〜

M&Aコラム

M&Aのメリット、デメリットを端的に教えてほしいという方も多いのではないだろうか。特に最近M&Aという手法を知って検討の入り口に立っている方にとって、非常に関心の強いテーマである。

そして、書籍などを手にすると、大体同じ様な事が記載されているわけだが、今回は実務担当者の経験からより具体的に記事を書いてみようと思う。

さて、メリット・デメリットを論じる上で、そもそもM&Aにおいては、売り手と買い手が存在するが、今回は中堅中小企業の売り手のメリットについて説明しよう。

まず売り手から。売り手のメリットとしては、これはよく知られている話であるし、どこにでも書かれている事であるが、通常換金できない中堅中小企業の株式(通常株券不発行会社であれば株主名簿に株主名と株数が記載されているだけのものである)を現預金に変える事ができる事である。上場株式であれば日々マーケットで売買がなされており一定の出来高がある銘柄であれば常時現預金への変換が可能である。

一方、中堅中小企業の株式においては普段それを売買するマーケットは存在せず、相対で買い手が出てきて初めて現預金へ変換する事ができる。そして、中堅中小企業の株式を現預金へ変換する方法は、第三者へ株式を譲り渡す事しかなく(MBOという手法もあるが)その意味でこの点は売り手から見たM &Aにおける大きなメリットであると言えよう。

株式の流動性を確保できるという上記のメリットに加えて、もう一つ大きなメリットは「良い条件で現預金へ変換できる可能性がある」という事である。あくまでも可能性と言及しておく。我々専門家からすれば当たり前の情報なのだが、まだまだ中堅中小企業にM&Aという手法が根付いていない事から、この事をご存知ない経営者も多くおられる様に思う。

株価の算出法については、我々の漫画動画をご覧いただけば漫画で分かりやすくご理解いただけると思うのだが、一般的に収益力が高い企業については、当該企業の時価純資産にプラスアルファとして営業権という価値が付加される。分かりやすく言えば、譲渡時点に当該企業が有している純資産価値に加えて、将来の収益部分を株価に上乗せして、自社株式を現預金へ変換する事が可能という事である。

正直、メリットを語り出せばまだまだ多くのメリットを実体験から伝える事はできるが、もう一つだけ、譲渡を実行した経営者を見ていて思う事を述べるとすると、上記二点が充足される事により、精神的・時間的・経済的自由の全てを手に入れ、新しい人生を歩む事が可能、という点があると思う。私は30代から80代まで幅広い年齢層の経営者の株式譲渡の現場に寄り添ってきたが、M&Aを実行した事により、特に若い経営者ほど自由を手に入れ新しい人生をスタートし、生き生きと過ごしておられる方が多い印象である。また、実子がいるケースにおいても、同族承継という選択肢を断つ事で、ご子息においても将来のキャリアの選択肢の自由度が高まったという事案も経験した。

まだまだ語りつくせないが、M&Aを活用して人生を更に前に進める事ができると思うしその意味で、中堅中小企業オーナーにとって多くのメリットをもたらす可能性のある課題解決手法がM&Aであると言える。

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中堅中小企業のM&Aのメリットとデメリット〜一般の方が知り得ないM&Aの舞台裏①〜

M&Aのメリット、デメリットを端的に教えてほしいという方も多いのではないだろうか。特に最近M&Aという手法を知って検討の入り口に立っている方にとって、非常に関心の強いテーマである。

そして、書籍などを手にすると、大体同じ様な事が記載されているわけだが、今回は実務担当者の経験からより具体的に記事を書いてみようと思う。

さて、メリット・デメリットを論じる上で、そもそもM&Aにおいては、売り手と買い手が存在するが、今回は中堅中小企業の売り手のメリットについて説明しよう。

まず売り手から。売り手のメリットとしては、これはよく知られている話であるし、どこにでも書かれている事であるが、通常換金できない中堅中小企業の株式(通常株券不発行会社であれば株主名簿に株主名と株数が記載されているだけのものである)を現預金に変える事ができる事である。上場株式であれば日々マーケットで売買がなされており一定の出来高がある銘柄であれば常時現預金への変換が可能である。

一方、中堅中小企業の株式においては普段それを売買するマーケットは存在せず、相対で買い手が出てきて初めて現預金へ変換する事ができる。そして、中堅中小企業の株式を現預金へ変換する方法は、第三者へ株式を譲り渡す事しかなく(MBOという手法もあるが)その意味でこの点は売り手から見たM &Aにおける大きなメリットであると言えよう。

株式の流動性を確保できるという上記のメリットに加えて、もう一つ大きなメリットは「良い条件で現預金へ変換できる可能性がある」という事である。あくまでも可能性と言及しておく。我々専門家からすれば当たり前の情報なのだが、まだまだ中堅中小企業にM&Aという手法が根付いていない事から、この事をご存知ない経営者も多くおられる様に思う。

株価の算出法については、我々の漫画動画をご覧いただけば漫画で分かりやすくご理解いただけると思うのだが、一般的に収益力が高い企業については、当該企業の時価純資産にプラスアルファとして営業権という価値が付加される。分かりやすく言えば、譲渡時点に当該企業が有している純資産価値に加えて、将来の収益部分を株価に上乗せして、自社株式を現預金へ変換する事が可能という事である。

正直、メリットを語り出せばまだまだ多くのメリットを実体験から伝える事はできるが、もう一つだけ、譲渡を実行した経営者を見ていて思う事を述べるとすると、上記二点が充足される事により、精神的・時間的・経済的自由の全てを手に入れ、新しい人生を歩む事が可能、という点があると思う。私は30代から80代まで幅広い年齢層の経営者の株式譲渡の現場に寄り添ってきたが、M&Aを実行した事により、特に若い経営者ほど自由を手に入れ新しい人生をスタートし、生き生きと過ごしておられる方が多い印象である。また、実子がいるケースにおいても、同族承継という選択肢を断つ事で、ご子息においても将来のキャリアの選択肢の自由度が高まったという事案も経験した。

まだまだ語りつくせないが、M&Aを活用して人生を更に前に進める事ができると思うしその意味で、中堅中小企業オーナーにとって多くのメリットをもたらす可能性のある課題解決手法がM&Aであると言える。